フィリピンでの病気・感染症と対策

フィリピンで起こる主な病気は「食中毒」「狂犬病」「デング熱」「マラリア」「A型肝炎」「性病」の6つです。これらについて検証します。

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■目次

1. 食中毒 (Food Poisoning) 
    食中毒になる主なパターン
    食中毒の主な症状
2. 狂犬病(Rabies)
3. マラリア(Malaria)
4. デング熱(Dengue Fever)
5. A型肝炎 (Hepatitis A)
6. 性病(a sexually transmitted disease)

1. 食中毒

発展途上国にはつきものの食中毒。よくよく調べると先進国アメリカでも毎年7600万人が食中毒にかかり、5000人の方がなくなっているそうです。ウィキペディア参照 フィリピンでは軽い腹痛のケースから入院に至るケースまで幅広いです。食中毒とは殆どの場合はすぐに回復するが、稀に赤ちゃん、お年寄り、妊婦さん、または免疫が衰えている方は酷くなったり、最悪命を落とすこともあります。ちなみに食中毒でなくなった留学生の話は10年間噂も聞いた事がありませんが、腹痛から入院される方はたまにいらっしゃいます。また全ての腹痛が食中毒ではありませんし、何が原因か病院で調べても分からない場合もあります。

食中毒の原因はバクテリア、ウイルス、寄生虫、プリオンのどれかです。また、生徒がよく腹痛を起こす学校は決まっているので、お申込みの前に必ず、腹痛の生徒さんが多く出るかどうかも確認する事をお薦め致します。ストーリーシェアでも2年前に一度だけ腹痛が流行ったことがありました。その後キッチンをリニューアルしました。その後2年間腹痛は流行っていません。しかしあまりマネジメントがよくなされていない学校は何年も同じ状況が続いています。

腹痛、または食中毒になるパターン

  1. 学校で提供される辛い食べ物
    ストーリーシェアではありませんが、韓国系語学学校でよくあるパターン。韓国人から美味しいと言われる料理程辛いので慣れていない人はお腹が痛くなるかもしれません。ちなみに私が韓国系の学校にいた時は入寮後4週間までは大丈夫だったのですが、ついに腹痛、頭痛が食後1時間続くようになりました。

対策:学校選びの際に食事の質、タイプ、メニューを確認する。腹痛になったら辛いものは食べない。日本から味噌汁やふりかけ、漬物を持参する。

  1. 路上の激安店での飲食による食中毒
    通常のローカルレストランとよりさらに値段の安いお店や屋台は冒険好き向けです。特に週末の旅行で小さな島に行った際に体調を崩される方もいます。(腹痛、食中毒に限らず遊び疲れて風邪をひかれる方が多いです)こういったお店こそアジアの、旅の、留学の醍醐味なので経験したい方もいると思います。しかし運が悪いと食中毒または腹痛になるパターンですので個人の判断にお任せ致します。ちなみに私は10年間フィリピンに滞在していますが、食中毒には一度もかかったことはありません。しかも私はお腹が小学生の時から弱いです。

対策:明らかに怪しい店で食べない。

*屋台でよくある飲食

ココナッツジュース(これは被害にあった人の話は聞いた事はありません。私はよく買って飲んでます。美味しい!)
対策:朝買って昼までには飲むようにししてます。新鮮なココナッツは買って、古そうな場合は買わない。

袋に入ったアイスクリーム(これはコンビニで買うアイスクリームと同じなので安心です)

スクープですくって売るタイプ(あるフィリピンの先生が危険だと言ってました)
対策:袋入りアイスで我慢する

フィッシュボールという魚すり身ダンゴを揚げたもの(ちょっと危険です。油も良くないです)
対策:買わない

パイナップルのカット売り
対策:果物は丸ごと購入して自分でカットして食べれば問題ありませんが、屋台のカットフルーツはご注意ください。

  1. 手を消毒しないで食事をした時に菌を飲み込むパターン
    確率は低いですが、手からばい菌が入り食中毒になる方もいるようです。その為フィリピン人は手を消毒するアルコールが大好きで、しょっちょう手を消毒しています。特に綺麗好きな女性はやりすぎっていうくらいしています。アルコール消毒する事はかっこいいというステータスになっているのではないかと思う程です。念のため食事前の手洗いやアルコール消毒をしましょう。(アルコールはフィリピンの薬局やモール(デパート)で購入できます。)

対策:手を消毒する用のアルコールや消毒グッズを留学の初日で購入する。
ストーリーシェアの場合、最初のオリエンテーションで学校近くのモールに連れて行ってもらえます。その際に購入する事をお薦め致します。特に短期留学の方で環境の変化に慣れていない方にはお薦めです!

  1. ビン類カン類の蓋を吹かずに飲んじゃう
    フィリピンのビールの瓶にはサビがついているケースが多いです。缶ジュースの蓋にも埃がかぶっている場合が多いです。ここからばい菌が入って腹痛・食中毒になるケースもあります。殆どのフィリピン人も必ず蓋は拭いてから飲んでいます。現地人もするくらいなので日本人ならなおさらですよね。

対策:ビンは蓋を開けた後拭く。カンはあける前に拭く。

  1. ハエのついたストローで飲む

暑い国なのでハエが多く、ジュースやマンゴシェイクのストローにハエがとまります。その際にハエが媒体となって腹痛や病気になる場合があります。フィリピン人もストローに長くハエがとまっていると飲むのを中止する人が多いです。

対策:ストローや飲み口にハエが長い時間とまっていた場合はストローを使わない、または飲まない。

  1. レストランで飲む水や氷、水道水で腹痛・病気に
    水道水を直接飲まないようにしてください。またフィリピンのレストランには無料のサービスウォーターと有料のボトルウォーターの2種類があります。無料の水はバギオでは全て専門の飲料水会社から購入してものを使っているので安心ですが、セブでは店内で水道水を出しているお店や、独自に浄水している場合があります。当然水の質は落ちてしまうので注意が必要です。質が悪い水は味が少しおかしいのですぐにわかりますが、必ずしもわかるとは限らないので初めてのお店で良く分からない場合はボトルウォーターを頼みましょう。

対策:心配な方はボトルウォーターを選ぶ

食中毒の主な症状

主な食中毒の症状は下痢、腹痛、嘔吐、発熱です。
程度が軽いものから、一番ひどい方はアメーバ赤痢という症状にかかります。これは病院で点滴での入院が必要になるケースがあります。

アメーバ赤痢、ノロウイルスについては以下をご参照ください。

ウィキペディア アメーバ赤痢
厚生労働省検疫所 アメーバ赤痢

対策:とにかく少しでも体調不良になったら病院に行く事が大切です。病院にすぐに行かないから病状が悪化し1日で治るところが、3日間かかったり、最悪入院になります。ストーリーシェアではジャパニーズヘルプデスクと提携しているので、セブ島では電話をかければ学校まで来てくれますし、バギオでも電話でサポートしていただけます。

保険に入っていないと入院の場合、設備の良い私立病院だと高額になりますし、ジャパニーズヘルプデスクのサービスが受けられないので保険に加入される事をお薦め致します。

医療体制やお薦めの保険会社についてはこちら

2. 狂犬病

狂犬病は噛まれて潜伏期間があり、その後発症してしまうと100%死んでしまうウイルス性(Rabies virus)の感染症です。
フィリピンから帰国した男性が狂犬病と亡くなったニュースがあり、フィリピンへの恐れが増加しました。

狂犬病 wikipedia

対策:事前に予防接種を受ける。噛まれた後にワクチンを摂取する

しかし実際には、フィリピン留学をする生徒のほとんどはワクチン接種をしていません。

なぜならフィリピンで狂犬病の被害は滅多にないからです。犬も狂犬病にかかればすぐに死にます。10年間、私自身が狂犬病を持つ犬を見た事はありません。そして実際狂犬病の流行国はアジアでは1位インド2位中国です。意外にも北米が流行国にあげられ年間数名がなくなっています。

*こちらは狂犬病になった犬と専門家の説明の動画です。

フィリピンは犬が大好きな国なので、どこにでもいますが、犬のほうから近づいてくることはありません。ですから自分から犬に近づいて蹴飛ばしたり、なでようとしたりなどしなければ、犬に噛かまれる事もないはずです。

万が一噛まれた場合

対策:噛んだ犬が狂犬病かどうか分からない場合も以下のことを早急に行い、病院へ行きます。

  1. 咬傷を受けたらまず傷口を石鹸水でよく洗い、消毒液やエタノールで消毒する。狂犬病ウイルスは弱いウイルスなのでこれで大半は死滅する。
  2. すぐにワクチン接種を開始する(曝露後接種 Post-exposure immunization)。
  3. 曝露後ワクチン接種での治療日程は、曝露前ワクチン接種(過去の旅行前などの狂犬病予防注射)を行っていない場合と行っている場合とに分けられる。
    (ウィキペディアより)
    噛まれても、すぐに注射を打てば、発症前に食い止めることができるので死にません。

予防対策:犬だけでなく猫や哺乳類動物に近づかないのが一番です。殆どの動物が狂犬病である確率は低いですが、念のため避けておきましょう。
そして噛まれたらすぐに病院に行きましょう。

3. マラリア(Malaria)

マラリアには4種類あります。
マラリアを発症すると、40度近くの激しい高熱に襲われるが、比較的短時間で熱は下がります。
三日熱マラリア(Malaria Vivax):潜伏期間は14日程度。発作熱の間隔は48時間ごと。

熱帯熱マラリア(Malaria Falciparum):潜伏期間は12日程度。別名「悪性マラリア」と呼ばれ、治療が遅れると高率に死亡する大変怖い病気。症状も重く治療が遅れると意識障害、腎不全などを起こし、死亡する事もまれではない。

対策1: 雨季のパラワン島や、ミンダナオ島でよく見られる病気。マニラ首都圏、セブ島、ボホール島ではありません。旅行で雨季のパラワン島やミンダナオ島に行かれる際はお気をつけください。
対策2:蚊に刺されるのを防ぐ。(防虫スプレーや防虫クリームの使用 / 肌をあまり露出しないようにする)
対策3: マラリアを媒介する蚊は日没から日の出に活動する為、夜間は避ける。

マラリア wikipedia

4. デング熱(Dengue Fever)

アジアや太平洋諸島など熱帯・亜熱帯地域に広く分布するウィルスによって引き起こされる感染症。
マラリアと異なり、デング熱を媒介する蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)は空き缶などに溜まった水でも発生するので、都会で流行することもある。
デング熱にかかった人は、ほとんどの場合、問題なく順調に回復する

2度デング熱にかかると死ぬという噂を聞いた事があるが、どうも2度目の感染で重度の合併症が特に起こることがあり、重症になる場合があるかららしい。実際にデング熱にかかった人の話はたまに聞くが、デング熱で死んだという話はまだ聞いた事がありません。

デング熱 wikipedia

5. A型肝炎 (Hepatitis A)

A型肝炎ウイルス感染によって肝臓に炎症が生じ、肝細胞の破壊、肝機能の低下を示す病気。
通常1~2ヶ月で治癒するが、まれに重症化 / 劇症化し入院が必要になることもある。
汚染された飲食物(野菜,水,貝類,ミルク等)を経口摂取することによって感染する。

対策
予防接種が有効です。発症してしまってからは自然治癒を待ちます。
手洗い/うがいをしましょう。

A型肝炎 wikipedia

6. 性病(a sexually transmitted disease)

性病も色々ありますが、最悪な事態はエイズにかかってしまう事です。
またマニラやアンへレスなどフィリピンでも有名なレッドディスクりとでは、グルになった犯罪もあります。痴漢、ドラッグ、レイプの濡れ衣を着せられる事件も発生しています。警察も一枚噛んでいる事もあります。日本大使館にはそういった被害届けがあるそうですが、対処できない事はできません。

対策:そういうことをしないにようにしましょう。特に性犯罪やドラッグに関しては日本大使館も全て解決できるわけではないことをよく理解しておきましょう。法的なトラブルに対して弁護士でもありません。何もできない事があります。こういった内容の相談が大使館にはとても多いようです。

フィリピンでよくある犯罪については次の日本大使館からの安全対策のpdfを参照してください。

フィリピンでよくある犯罪と安全対策

 

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ABOUTこの記事をかいた人

松本 文夫

大学卒業後、予備校で5年間勤務。人気指導員として最年少課長に昇進。 その後俳優を目指しながらイギリス、アメリカ留学の経験を経て、フィリピン留学に辿り着く。 ベルリッツでのカリスマ日本語ネイティブ講師として活躍後、さらに質の高い語学メソッドを構築し、現在のサイクルラーニングメソッド、リンキングシステムを開発。学校成長と共に、ソーシャルエンタープライズに近い形で社会貢献の志と個人の夢、生きる幸せをバランスよく保てるライフスタイルを実践、提供できるようになりたいと願う。 41歳からバイオリンもはじめました。  資格:乗馬障害2級  エコビレッジデザインコース