フィリピン・バギオのATMの使用方法について

海外・フィリピン留学においてお金の管理は非常に大切ですよね。日本からたくさんの日本円を持って行って必要な時だけ現地で両替をし、それ以外の時は自分で常に保管をする。それもいいですが、海外において大金を持ち歩くことはあまりおすすめしません。 なぜならリスクが高すぎるからです。もし現金を入れたカバンを紛失などしたら…勉強や旅行どころではありませんよね。
ではどうすればいいのか。リスクを少しでも軽減する手段の一つとして今回はバギオSMモールのATMを例にフィリピン・バギオでのATMの使い方について紹介していきます。

目次

  1. 1.海外でATMを使う為の必要な準備
  2. 2.バギオSMモールのATMの使い方
  3. 3.海外ATMを利用する際の注意点
  4. 4.フィリピン留学中ATMにカードをのみ込まれた時の対処法
  5. 5.まとめ

1.海外でATMを使う為の必要な準備

海外・フィリピン留学においてのお金の管理手段の一つとして、海外での国際キャッシュカードやデビットカードを使ったATMの使用があります。国際キャッシュカード・デビットカードとは、海外のATMで、自分の日本の口座から直接現金を引き出せるという便利なツールです。(利用機関により、要手数料がかかります)カードを持っていれば現金を持ち歩く必要はなく、必要な時だけ現金を引き落とせるためリスクが圧倒的に分散されます。
しかし海外のATMってどうやって使うの?英語表記でよくわからない。と不安に思う人が多いはずです。そんな人のためにフィリピン・バギオのATMの使用方法について分かりやすく解説していきます。
(フィリピン・セブ島でのATMの使い方についてはこちらの記事を参照下さい)

ーーまず海外でATMを使う為の必要な準備とは

①国際キャッシュカードまたは海外VISAデビットカードの確認と申請
海外のATMでお金を引き出すには、海外で使用できる銀行の国際キャッシュカード、もしくはVISAデビットカードが必要です。日本のキャッシュカードでは海外でお金は引き出せません。国際キャッシュカードまたはVISAデビットカードを渡航前にお持ちでないようでしたら、必ずご自分が口座を持つ銀行で『国際キャッシュカード』または『VISAデビットカード』を作れますか?と尋ねてください。もし自分が普段利用している銀行が国際キャッシュカードやVISAデビットの取り扱いがあれば、新たに口座開設をする手間もありません。
ですがキャッシュカードの切り替え・発送には最低でも1週間~10日程度かかります。仮に利用している銀行が取り扱っていない場合などには口座開設などで2週間程度かかることもあるので、時間に余裕を持って早めに申し込みましょう。
②今お持ちのカードが海外でも使えるかどうかの簡単な見分け方
cirrusかplusのマークのどちらかが入っているカードならば、海外のATMでお金を引き出せます。
(英語で「引き出す」はwithdrawウィズドローです)
PLUSの印がATMにあれば、カードが使えて現金が引き出し(ウィズドロー)できます。

お薦めの銀行
まだ銀行口座をお持ちでない方やこれからカードを作られる方には
こちらの三つの銀行のカードがお薦めです。
・ジャパンネット銀行
(レート:VISA円換算レート+3.02%、手数料:無料、年会費:無料、提携サービス:Tポイント・自社キャッシュバックモール)
※ジャパンネット銀行では、出金限度額の初期設定は30万円です(個人の場合)。最初に特に設定しなくても、30万円までなら引き出せます。
・楽天銀行
(レート:VISA/JCB円換算レート+3.024%、手数料:無料、年会費:VISAデビット1,029円 JCBデビット無料、提携サービス:楽天ポイント)
※楽天銀行の場合は利用可能設定が必要です。
セキュリティ設定から、デビットカードの海外利用が「利用可能」になっているか、確認するようにしましょう。
・新生銀行
(レート:VISA為替レート+4%、手数料:無料、年会費:無料、提携サービス:Tポイント)
※新生銀行の場合は、初期設定では海外ATMの出金限度額が0円になっています。渡航前に設定をしましょう。
BDOのATMでは新生銀行のATMが使えないことが多いので他のBPIやMetro BankのATMを使いましょう。
換算レートや手数料、使い勝手などには個人差があります。一番は自分に最もメリットがあるものを選ぶのがお薦めです。ただ、純粋に国際キャッシュカードとしての利用であれば上記カードを比較する限り、ジャパンネット銀行がお薦めと言えます。手数料や年会費無料でレートも良心的です。

ーー国際キャッシュカード・デビットカードの特徴

一枚国際キャッシュカードを持っているだけ現金を持ち歩く必要はなく、必要な時だけ現金を引き落とせるためリスクが圧倒的に分散されます。お金を引き出す際に手数料などがかかったりしますが、国際キャッシュカードは現金・クレジットカードなどと組み合わせて、それぞれのデメリットを補いながら使うことが肝心です。 国際キャッシュカード・デビットカードのメリット
・現金を持ち歩く必要がなくなる
・海外のATMから日本円ではなく現地の通貨が引き出せるため、両替する手間が省ける
・日本円から両替出来ない時でも現地の通貨がすぐ引き出せる
・自分の口座から引落しできる
・国際キャッシュカードがあれば、クレジットカードが使えないような所で現金が必要になった時でも心強い
・もし紛失してしまってもクレジットカードと同様、利用を停止することも出来るので安全面でも安心 国際キャッシュカード・デビットカードのデメリット
・引き出す際に手数料やレート加算代がかかる
・デビットカードはクレジットカードのように口座に入っている以上のお金は使えない

ーー渡航前の設定の注意点

渡航前に設定や暗証番号確認を忘れないでください。設定はネットさえあればどこでも変更することはできるといえばできます。しかし、海外でのネット接続は、一般の公衆Wi-fi等ではセキュリティが万全でありません。できるだけ渡航前に、自宅で確認するようにしましょう。また万が一の紛失・盗難に備えて、国際キャッシュカードの番号と緊急の連絡先は控えておきましょう。

2.バギオSMモールのATMの使い方

今回はバギオSMモールのATMを参考に海外でのATMの使用方法について紹介していきます。ストーリーシェア・バギオ(ジャスティス)校からバギオSMモールはタクシー10分、ジプニー20分、徒歩30分の所にあります。ちなみに学校から一番近いATMは徒歩15分のBDO銀行のATMですが、道路沿いのATMはたまに故障していたり、現金不足で使えないこともあるので比較的安心なショップングモールのATMを使われることをお勧めいたします。
(こちらの記事も参照ください。)
・バギオ・ジャスティス校からSMモールまでのジプニー(Jeepney)の乗り方
・レギュラータクシーの乗り方について
・【フィリピンバギオ・SMモール】について
・バギオ(ジャスティスEOP)校周辺情報

引き出すまでの手順

バギオSMモールには、一階入り口付近に4台以外にも一階・三階SMデパートメントストアの前に1台ずつあります。
まずボタンは下記にようになっています。

・CANCEL(赤ボタン):取引全体を中止する際に利用
・CORRECTION(黄ボタン):金額や暗証番号入力をやり直す際に利用
・ACCEPT(緑ボタン):次へ/OKボタン
①カードを入れる Insert your card.
まず国際キャッシュカード又はデビットカードを入れます。Insert your card. (Insert:挿し入れる) 注意点:
(1)カードを財布やポケットから出す前に周りに怪しい人がいないか必ずチェックする。
(2)銀行内のATMがベストですが、もしモール内や路上のATMならガードマンがなるべく近くにいるATMを選ぶ。
② 言語の選択 Select your language.
言語を選んでください。英語Englishを選ぶ。  Select:選択する
③ 暗証番号を入力 Enter your pin
暗証番号を入力。暗証番号打ち終わったらエンターEnterを押します。
Enter:入力する Pin:ピン、暗証番号
注意点:
(1)Pin(暗証番号)を入力前に、第三者が近くにいて覗いていないか必ずチェック。後ろを振り返る。警戒してるとわかるだけでも違います。
(2)Pinを入力する際に、第三者に見られないように手でカバーしながらPinを入力する。
④ 取引内容の選択 Select your transaction type

Withdraw Money(お金の引き出し)ボタンをselectします。
気になる他のTransaction Type(取引)
Balance Enquiry:残高照会
Bill pay:公共料金支払い
Deposit Money:自分の口座に入金する(フィリピンから日本の口座には入金できません)
Transfer:口座から口座へお金を移動させる(フィリピンから海外の口座にお金は移動できません)
⑤自分の口座の種類を選ぶ Select your account type
SAVING(SA)をSelectします。
Saving:普通口座(小切手ではない通常の口座)
Current/Checking account:当座預金(当座預金とは小切手が使える口座)
*このATMではCurrentとでていますが、他のATMではCheckingとなっている場合もあります。
⑥金額を入力 Enter amount
引き出したい金額を入力。入力した金額があっているか確認の画面になります。
確認して続ける=cofirm
あっていない=change
⑦手数料の認証
海外の銀行から毎回引き落とす度に、このATMの手数料として200ペソ(約450円)かかります。
このまま取引を続けますか?
という質問があります。Yes(はい、続けます)をEnterします。
(*銀行によってこの手数料の認証画面がなかったり、表示される順番は異なります。ある銀行は一番最初。ある銀行は最後など)
またATMの手数料とは別に、各カード会社による日本円→外貨にする外貨両替の際に必ず発生する為替手数料も上乗せされて、口座から引き落とされます。なのでATMを使用される場合は、一度に最大限度額の引き出しをした方がお得です。
フィリピンの銀行での引出し限度額

フィリピンの通常のATMは1回で最大10,000ペソ(約2万5千円)までです。 海外の銀行からのWithdraw(引き出し)は1回に付200ペソの手数料がフィリピン側の銀行でとられます。
シティバンクは15,000ペソ
HSBCは35,000ペソまで1回で引き出せていましたが、最近は20,000ペソに下がったかもしれません。 2回、3回引き落とす事も出来ますが、1日に引き落とせる合計金額は各ATMの銀行で設定されています。
いくつかの銀行を使えばもっと引き落とせると思いますが実際にはやったことがないのでわかりません。 銀行 1日の合計限度額(-2016年12月24日)
BDO 50,000ペソ
BPI 20,000ペソ
HSBC 50,000ペソ
UnionBank 20,000ペソ 海外でのキャッシュカード手数料はフィリピンに限らず割高です。
対策:フィリピンの場合、日本円を持ってきて現地の両替所で両替するほうが若干安く収まります。
しかしながら、現金は盗難にあう可能性がありますので、保険だと思って私は現金は5万円~10万円を持ち、あとは複数のカードを使用しています。
⑧お金がでてくる Take your money
大体カード、お金の順番で出てきます。
対策:
カードだけとってお金を取り忘れて立ち去らないようにしましょう。お金がでてくるのが意外に遅かったりします。
すぐにカバンの中にいれ慎重に立ち去りましょう。1人で引き落とす場合は特に慎重に。
⑨レシートを必ずプリントして保管する

レシートは必ず保管してください。万が一の場合に証拠やデータとして必要になります。

3.海外ATMを利用する際の注意点

海外ATM利用時に知っておくと役に立つ!気をつけること
1.道路に面したATMは極力利用しない
治安上ショッピングセンターか銀行の支店内にあるATMを利用してください。 2.ATM内にお金がないことがある
特に15日、30日はフィリピンの多くの会社の給料日となるので多くの人が一気にお金を引きとおすので場所によってはATM内のお金が全部出つくしてしまうということがあります。また100ペソ、500ペソ紙幣がなく1,000ペソ単位でしか下せないということもあります。 3.なぜだか引き落とせないことがある
銀行口座にお金は入っているはずなのに、なぜかフィリピンのATMからは「残高がありません」と表示され、
現金が引き落とせない場合があります。現金が引き落とせないとなると人にお金を借りるしかありません。
こういった事態に備えて国際キャッシュカードは一枚ではなく、複数枚、クレジットカードも複数枚ご用意することをお勧め致します。
もし「残高がありません」と出た場合は速やかにご自分の銀行に連絡をとり、確認しましょう。
その際にどのATMマシーンで表示されたのかを伝えられるように、かならずレシートをとり保管しましょう。 4.キャッシュカードがのみ込まれる
キャッシュカードが出てこないといことが稀に起こります。しかし、カードは基本的に取り戻すことができますのでご安心ください。
カードがのみ込まれた時の対処法↓↓

4.フィリピン留学中ATMにカードをのみ込まれた時の対処法

フィリピン留学中では国際キャッシュカードやVISAデビットカードを使ってフィリピンのATMからお金をおろすことができて便利です。
しかしATMの利用時に稀にカードが出てこないということ事態が起こります。確率的にはそこまで高くありませんが、ちらほらと聞くので超レアケースということではないようです。しかも、カードは出てこなくても次の人がそのまま使えるので初めての経験だと焦ってしまいがちです。
しかし、下記の手順で対応すればカードは取り戻すことができますので安心してください。 のみ込まれたカードの取り戻し方
【1.ATMナンバーをメモする】
フィリピンのATMでカードが詰まったら、ATMにはそれぞれナンバーがついているのでメモします。携帯カメラなどで撮影すると楽です。 【2.近場の支店に行く】
ATMのナンバーをメモしたら、そのATMの銀行の近くの支店へ行き、カードが飲まれてしまったことをスタッフに説明します。 【3.詳細を銀行スタッフに伝える】
続いて、銀行のスタッフに下記の内容を伝えます。
1)利用したATM番号(大体の場所):携帯で撮影したものを見せると早いです。
2)カードの種類
3)カードの名義
4)カードが飲み込まれた日時
5)自分の連絡先
※今後のためにその際に銀行の担当スタッフの名前を聞いておくといいです。 【4.1-2営業日でカードが回収されたという連絡が届く】
カードの回収は定期的に行われており、平均1-2営業日で回収されます。土日・祝日は回収作業はないので営業日で計算します。 【5.カードが届いたという連絡が入ったら受け取りに行く】
カードが届いたという連絡が入ったら、パスポートなどの身分証明書を持参して支店に行く。2-3営業日経っても連絡がない場合はこちらから連絡をいれましょう。 【6.カードが無事に戻ってくる】
銀行で所定の書類に記入するとカードを戻してくれます。

5.まとめ

カードが戻ってくるとはいえ、フィリピンなので’’絶対’’はありません。ATMからカードが出てこないという状況は非常に焦るものです。フィリピンでは稀に発生していることなので上記のことを頭にいれておくといざという時に焦らず対処できます。
ですがカードがATMに飲まれてしまった場合、上記の手続きをとれば無事にカードは返ってきますが、手元からカードが離れているのであればすぐにカード会社に連絡を取り、利用を止めるべきです。再発行手続きや新しいカードはカード会社から1週間から10日後で登録している日本の住所に送ってもらえたりします。一度カードの利用を停止しますと、そのカードは不正利用防止のため使えなくなります。
必ず国際キャッシュカードやVISAデビットカードは1枚ではなく複数枚持ち、別々の場所に保管ください。もし一枚紛失してしまったり、カードがうまく読み込まれない場合でも他のカードで対応できます。
以上になります。
読んで頂きありがとうございました。もし、ご不明な点がありましたら、お気軽にご連絡ください。
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ABOUTこの記事をかいた人

大学を卒業後、世界一周の旅へ出る。東南アジア周遊中にコミュニケーションのツールとして英語の大切さに気付き、旅の途中でフィリピン留学に挑戦。ストーリーシェア・セブ校で二か月勉強し、帰国後、接客業で外国人のお客様の対応もできるようになる。現在はインターンスタッフとしてバギオ校に滞在。ここではフィリピン留学について有益な情報を発信していきます。