フィリピンのコンビニ「サリサリストア」を紹介します!

突然ですが皆さん、「サリサリストア」って知っていますか?

日本人は「なんですかそれ?」という感じですが、フィリピンに居ればどこででも見つけることのできるサリサリストア。(縮めて「サリサリ」とも言います)
今回はそんなサリサリストアを徹底解剖していきます!

サリサリストアとは

サリサリストアって何?

サリサリストアとはフィリピンにある庶民向けのコンビニのようなお店の事です。(セブンイレブンなどいわゆる「コンビニ」は別にあります)
フィリピン全土の至るところにあり、フィリピン留学をする際には必ず見かけます。 「サリサリ」とはタガログで「さまざまな」というような意味があるそうで、生活雑貨を取り揃えているお店になります。 日本でいう、昔ながらのたばこ屋さんや近所の何でも売っている八百屋さんなどを想像してもらえると分かり易いと思います。
家とつながって建てられていることが多く、従業員も雇っているという感じではなく通常その家の普通のお母さんやおばあちゃんが店番をしているという感じです。

こちらバギオBasic校の校舎前にあるサリサリストアになります。
このように一見しただけではお店だと気づかないような作りをしていることも少なくありません。 このような作りのタイプのサリサリストアの場合はこの鉄格子の前に立って商品を頼むことになります。
鉄格子の一部に穴があってそこから商品とお金を交換することになります。
サリサリ買い方
なぜこのような作りをしているかというと防犯のためだそうです。 ↓また、このようなタイプのサリサリストアもあります。↓
サリサリストア外観
このようなタイプのサリサリストアの場合は店内に入ってカウンターの前で払うことになります。

サリサリストアでは何が買えるの?

他のサイトでもそう紹介していますし、私もサリサリストアの事を「フィリピン版コンビニ」と呼んでいますが、実際にはコンビニよりも多くのものを売っています。 売っているものとしては、 お菓子、洗剤、歯磨き粉、歯ブラシ、石鹸、ヘアワックス、トイレットペーパー、ヘアピン、ナプキン、たばこ、食用油、調味料、スパゲッティソース、缶詰、食パン、菓子パン、たまご、米、野菜、コーヒー、ジュース、アイス、お酒、新聞、大きめの水etc… このことからも生活に関するものであれば大体揃うという事がお判りいただけると思います。
コーヒーコーナー
様々なコーヒーが天井からぶら下がって売ってあります。
お菓子コーナー
サリサリで必ず、また一番豊富に売っているものはお菓子です。
やはりそう考えると昔ながらの駄菓子屋というのがしっくりくると思います。
調味料コーナー
非常に多くの調味料が売ってあります。
「あっお醤油買うの忘れた!」というときなどに家からすぐ近くの所にあるので便利です。 また、この辺りならまだコンビニとして理解できますがその他にもコンロに使うガス(買った場合自分で家まで運びます、とても重いです)やケータイのロード*等も売っています。
まさにサリサリ(様々な)ストアですね! ※フィリピンでは日本のように契約して月々のお金を払ってケータイを使うのではなくPASMOやSUICAのように事前にチャージしてその分だけ電話やメールをするというのが主流です。そのチャージの事をロードと言い「ロードカード」というカードを使いチャージします。
そのロードカードがサリサリに売っています。

サリサリでしか買えない?語学学校スタッフが語るお薦めの商品

また、全てのサリサリストアではありませんがこんなものも変えたりします。

バナナキュー

バナナキュー
こちらはフィリピンの代表的なお菓子になります。
バナナに黒砂糖をつけたあと後もう一度揚げたもので、簡単な製法ですが甘いけど重たすぎないのでおやつにピッタリです!
値段は15ペソ(約33円)で買えました。
フィリピンのローカルの味に触れる意味でもおすすめです!

フィッシュボール

フィッシュボール
こちらは私はバナナキューよりも好きです。
魚のすり身を揚げたものに甘辛いソースを混ぜたものなのですが、これが美味しいのです。
日本人も好きな味だと思います。

サリサリを使うときの注意点

今まで書いていったようにサリサリストアは多くのものを売っていて、しかも家からとても近くて非常に便利なのですが注意点があります。実はサリサリの商品はスーパーなどで買うよりも値段が若干割高になっているのです というのも、サリサリストアの多くはスーパーなどから商品を仕入れています。
例えばスーパーでサリサリのおばちゃんが100ペソで買い、それを110ペソで売った際に出る10ペソ(利ざや)でサリサリストアは成り立っているからなのです。

サリサリストアは何故潰れないのか

「それなら誰もサリサリストアで買わないんじゃない?」

と思われるかもしれないのですが、ここにはサリサリストアならではの戦略がありました。

①商品を小分けして売っていること

サリサリストアで商品を買う場合、「歯磨き粉1回分」、「シャンプー1回分」、「たばこ3本」など、商品を小分けした状態で買うことが出来ます。
私が取材をしている最中にも男性客の一人がタバコを3本のみ買っていきました。 フィリピン人はまだまだ貧しい人が多くその日暮らしのような生活をしている人も少なくありません。そのためまとまったお金を持っていない人からしたら割高でもこのように商品を最小単位で売って単価を低くしてくれたり必要な分だけ買えるお店が必要なのです。 また、私も生活していて思うのですが例えばパンを買い忘れてしまったときにスーパーは8時に開店しますがサリサリなら朝6時ごろから夜遅く(10時頃でも)まで空いています。
また、スーパーよりも近くにあり遠出する必要もないので「ならサリサリストアで買おう」となります。 このような利点も、人件費がかからず家に住みながらサリサリを営業しているので可能になります。

②近所の人たちの憩いの場になっている

また、サリサリストアは近所の憩いの場としての役割も果たしています。
サリサリテーブル
こちらは先ほどご紹介した店内にはいれるタイプのサリサリストアなのですが、このようにお店の前にテーブルとイスが置いてあります。
この場所にお昼や昼下がりになっていると近所の人たちが集まり毎日談笑をしています。 このように、近所の人たちのコミュニティを作る大事な場所としてもサリサリストアは機能しているのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 日本では最近は駄菓子屋や八百屋という商売は都会からはすっかり消えてしまいましたが、フィリピンではサリサリストアは地域の便利なお店として、また、地域のコミュニティを形成する場として重要な役割を担っています。 語学学習に来る方も小分けして売ってある仕組みを上手く使えばお金と時間をより節約できますし、バナナキューやフィッシュボールなどで地域の食文化を体験することもできます。
また、お昼ごろに訪れて地域の人たち相手に実践的な英語を使ってみるのもとてもいいと思います。フィリピン人はフレンドリーなので気軽に会話が出来ると思います。 これであなたもフィリピン通?かも笑 最後まで読んでいただきありがとうございました!

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ABOUTこの記事をかいた人

現役大学5年生。StoryShareで「社長のかばん持ちインターン」をしながら英語と海外で働くという事を勉強している。主にバギオ滞在しメールでの応対や留学相談、生徒のサポートなど様々な業務をしている。