この記事では、海外旅行やフィリピン留学をするにあたり悩みとなる現地通貨の入手方法にスポットライトを当てて説明をしていきます。
留学先へお金を持っていく方法はいくつかありますが、結論として私たちは少額の日本円と併せてデビットカードを利用することを推奨しています。お金の管理に気をとられずしっかりと留学先の勉強に集中するためには、現金のみやクレジットカードではなくデビットカードです。
目次
- デビットカードとは
- 留学先で支払いが発生するタイミングとは?
2.1 現地で留学先に支払うお金
2.2 外食や買い物をしたときに支払うお金
2.3 予定外の出費 - 留学するときにデビットカードが便利な5つの理由
3.1 審査不要、15歳以上ならだれでも簡単に作れる
3.2 デビットカードの使い方は簡単、日本で銀行口座からATMで引き出すことと同じ
3.3 盗難・紛失など不幸な事故の際にも低いリスク
3.4 デビットカードは預金残高にある分だけしか引き出せないので使いすぎない
3.5 万が一足りなくなっても、日本の家族に口座に現金を入金してもらえるから安心 - デビットカード以外の現金を海外で引き出す方法
4.1 日本の両替商で交換して現地に持っていく方法
4.2 日本円の現金を留学先の現地両替商で交換する方法
4.3 クレジットカードのキャッシングを利用する方法
4.4 現金が足りなくなったときに海外送金してもらう方法 - デビットカードとクレジットカードのキャッシングは何が違うの?
- デビットカードを作るには自身の口座でがある銀行で発行が一番簡単
- デビットカードを新たに作るときのおすすめ
7.1 おすすめカード会社の比較一覧表
7.2 フィリピンで使用するのにおすすめの口座3選を1万ペソ引き出す場合の手数料で比較
7.2.1 手数料をとにかく抑えたいならイオン銀行
7.2.2 どうしても窓口のある実店舗を利用したい場合は三井住友銀行
7.2.3 フィリピン以外の国で使用する可能性が高いならソニー銀行
7.3 国際ブランドに迷ったら、VISAかMastercardを選ぼう - フィリピン留学にデビットカードを持っていく前に4つのことを必ず確認しよう
8.1 留学の現地払いの金額を確認して、レート換算する
8.2 海外で使うデビットカード用暗証番号を確認する
8.3 ネットバンクのデビットカードは、海外利用できることを確認する
8.4 盗難・紛失の際の連絡先を控える - 「(語学留学生必見!)語学留学生にとって一番の英語の勉強法は外国人の先生とのマンツーマン授業でも無く、膨大な自習時間でも無く、少しの金を使って遊ぶことだった」参照
- まとめ
1.デビットカードとは
デビットカードとは、買い物や飲食店での支払い時に利用できるカードです。使うときはクレジットカードと似ているのですが支払い方法が異なり、使用分が銀行口座からその場ですぐに引き落としされるのが特長です。
海外のATMから留学先で現地通貨を引き出すこともできます。日本のATMで現金を引き出すときと同じように、引き出した現地通貨もその場で銀行口座から引き落としされます。
2.留学先で支払いが発生するタイミングとは?
留学する際に必ず支払いが必要になるタイミングがあります。留学先の学校に支払うお金、観光施設やツアー、レストラン、交通機関のチケットやチップの支払い、その他いろいろな場面で支払いが必要になります。海外でもキャッシュレス化が進んでいるもののすべての場所で電子マネーやクレジットカードを使用できるわけではなく、現金のみ使用可能な場所も少なくありません。
2.1 現地で留学先に支払うお金
授業料以外にVISA代金や光熱費、デポジットなどを現地通貨で支払わなければならないケースがあります。特に長期滞在の方はこの金額が大きくなります。また、英語のレベルが予想以上に上がってテキストを追加購入しなければならなくなるということも。留学先で授業料以外にかかる金額については留学先のエージェントや学校からお知らせを確認しましょう。
2.2 外食や買い物をしたときに支払うお金
留学先での外食や買い物をしたときの支払い金額を事前に決めておくことはとても難しいです。先生と食事したり留学先の友人と食事や買い物に出かけたりすることもあり、複数人で食事をする際は現金で支払うことが多くなります。
また、日用品は基本的に留学先の現地で購入することができるため、特に1ヶ月以上の滞在を予定している場合は、現地で追加購入することも念頭においておかなければなりません。大型スーパーではカード支払いが可能なところもありますが、小さな商店では現金支払いのみ受付けも少なくありません。
2.3 予定外の出費
留学前にどんなに日本で調べていても、留学先で事前に予定したこと以外の出費が必要になることがあります。予定していなかった休日の授業を追加したり、英語のアクティビティを留学先で見つけたりすることも多くあります。
そのほか、ロストバケッジや急に一時帰国が必要になるなどトラブルの際に予定外の出費が必要になることもあります。予定外の事態に対処できる現金の持ち込みを考えましょう。
3.留学するときにデビットカードが便利な5つの理由
これまでたくさんの生徒さんのサポートをしてきた経験から、留学するときに現金を用意するときにはデビットカードが便利だという5つの理由について説明していきます。
3.1 審査不要、15歳以上ならだれでも簡単に作れる
特に高校生や大学生、社会人経験の短い方は、海外で利用可能なクレジットカードを持つことが難しいケースがあります。しかし、デビットカードならば15歳以上の日本人であれば誰でも簡単に作ることができます。
※メガバンク3行のデビットカードは15歳(中学生を除く)から申込みができます。
(2020年4月7日現在の各行ホームページ掲載の情報より)
3.2 デビットカードの使い方は簡単、日本で銀行口座からATMで引き出すことと同じ
デビットカードを持っていれば海外でATMを使用して日本で使っている自分の銀行口座から現金(現地通貨)を引き出すことができます。一般的にATMは両替商よりも数が多く、両替商が営業していない早朝や深夜の時間帯にも利用することができますし、レートも一定です。
日本の銀行口座から引き落とすときと異なるのは、引き出しの際にATM利用料とは別に引き出す金額によって異なる手数料がかかる点です。
3.3 盗難・紛失など不幸な事故の際にも低いリスク
残念ながら日本よりも危険が多い海外でデビットカードの盗難や紛失をしてしまった場合、第三者がお金を引き出すにはPINコード(暗証番号)の入力が必要になります。なので、直接現金を盗難されることや紛失してしまうことに比べると大切なお金がなくなってしまうリスクは低いといえます。
すぐに留学先からカード発行会社に連絡してカード使用をストップすれば利用を停止することも出来るので、安全面でも安心です。利用するたびにメールで通知する機能を付与することができるものもあるため、不正利用の警戒にも便利です。
3.4 デビットカードは預金残高にある分だけしか引き出せないので使いすぎない
デビットカードはATMから現金を引き出すと同時に日本の銀行口座からお金が引き落とされます。現金の引き出しは預金残高の範囲内でしか使うことができないため、クレジットカードのように預金残高が無くても使えてしまう、使いすぎてしまうということを心配する必要はありません。
3.5 万が一足りなくなっても、日本の家族に口座に現金を入金してもらえるから安心
預金残高がなくなってしまったがどうしても必要な場合には日本にいるご家族等からご自身の銀行口座に日本円をご入金いただくことで、その分をATMから現地通貨で引き出すことができるようになります。
また、未成年者が海外旅行・海外留学する際に銀行口座に親御さんが必要な分だけ入金するという方法で、未成年者が海外で使用できる金額を親御さんが管理することもできます。
4.デビットカード以外の現金を海外で引き出す方法
デビットカード以外で現地通貨を入手する最も一般的な方法は、日本円から現地通貨への両替かクレジットカードのキャッシング機能の利用の二種類のどちらかでしょう。また、海外で現金が不足した際に日本の親族に海外送金をしてもらい現地で受け取るという方法もあります。
4.1 日本の両替商で交換して現地に持っていく方法
日本の両替商で交換して現地へ持っていく方法は、ユーロやドルといった有名な通貨以外では交換手数用(交換レート)が悪いことがほとんどです。フィリピンで使用するペソもレートはとても悪い上に手数料がかかるためあまりおすすめはしません。
ただし、空港から留学先への到着または初日のオリエンテーションまでに現金が必要である場合はその金額分を事前に用意しておくことを考えてもよいかもしれません。空港にはほぼATMが設置してありますが、乗り換えの時間があまりない、初めて海外でATMを使うことになる、深夜便で両替商が空いているか不安といった方は少額を日本で両替して持参することも良いと思います。
4.2 日本円の現金を留学先の現地両替商で交換する方法
留学先のショッピングモールなどで日本円の現金を両替する方が他の方法と比べて交換手数用(交換レート)がお得なことは多くあります。
しかし、慣れない海外で両替商を利用するとまれにトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。トラブルは現地の言葉または英語で解決しなければならないケースがほとんどですし、初めての国、慣れない土地で絶対に安全でお得な両替商をすぐ見つけることは簡単なことではありません。
- 両替金額が少額だと両替を断わる
- 非常に高い両替手数料を要求される
- 紙幣の枚数をごまかしてわざと少ない金額しか渡してこない
なにより日本よりも危険なことの多い海外において、条件の良い両替商を見つけるまで多額の日本円を持ち歩くことは避けたいですよね。現金は盗難に遭ったり紛失したりした場合はほぼ100%戻ってこないと考えられます。
特に短期滞在の場合、そんなことに時間や神経を使うのは本当にもったいないのです。
4.3 クレジットカードのキャッシングを利用する方法
クレジットカードのキャッシングは、デビットカードと同じように海外のATMから現地通貨で引き出すことが可能です。異なるのは、引き出した金額は後から返金することになるため銀行口座に入っている預金残高以上の金額を引き出すことが可能という点です。引き出した金額は翌月または翌々月の支払い期限までの利息と手数料を併せて引き落としされます。
メリットが多いクレジットカードのキャッシングですが、海外でのキャッシング機能を付与するためにはご自身の収入証明をクレジットカード会社に提出しなければならないなど、審査が厳しい一面があります。
4.4 現金が足りなくなったときに海外送金してもらう方法
現地で現金が足りなくなった場合に、日本の銀行と海外の銀行を通して現地で現地通貨を受け取るという方法があります。しかし急な海外送金は、日本にいる送金者は平日の日中に銀行へ行かなければならない、手数料が数百円ではなく数千円かかるといったデメリットの多い方法になります。また、その手続きを現地の銀行で現地語または英語でやり取りをしなければならないのでとても手間がかかります。
実際に現金のみ持参した生徒さんたちの現金が不足したり、不測の事態が発生したりした際はこの方法で日本から現金を海外送金してもらうことになります。かなりの手数料と手間が発生するためこの金額があれば別のことがもっとできるのに、と後悔されることもしばしば見かけます。
5.デビットカードとクレジットカードのキャッシングは何が違うの?
デビットカードからお金を引き出すのは自分の銀行口座から即座に現金を引き出すこと、クレジットカードのキャッシングは一時的にお金を借りて翌月または翌々月に返済するということです。
デビットカードは口座にある分までしか使用できませんが、キャッシングは使用時に銀行口座に預金残高がなくても使用できることから無意識のうちにお金を使いすぎてしまうリスクもあります。初めての海外で通貨計算を勘違いし、後から使いすぎに気がつくこともあります。
また、クレジットカードに海外でのキャッシング機能を付与するためにはご自身の収入証明をクレジットカード会社に提出する必要があることから、未成年者や学生さんなどは若者向けのクレジットカードを作成することはできてもそのカードにキャッシング機能を付与するのはハードルが高いかもしれません。
デビットカードとクレジットカードのキャッシングを比較すると以下のような違いがあります。もちろん、デビットカードとクレジットカードを両方用意することも大賛成です。
デビットカード | クレジットカードのキャッシング | |
カード作成の難易度 | 比較的簡単
15歳以上なら作成に審査無し |
カードの作成の際に審査が必要
カードにキャッシング機能を付与するときに、さらに収入証明など審査有り |
使用できる金額範囲 | 預金残高の分だけ
(残高が不足した場合日本から追加できる) |
金額範囲は決まっている
クレジットカード会社との契約による (安定した収入があることを証明する必要がある(例外あり)) |
海外の現金引出 | 審査は基本的に不要 | 現在の自身の収入状況などの審査が必要
(引き出しの条件が個々で異なる) |
利用できる年齢 | 15歳以上(中学生を除く) | 18歳以上(高校生を除く) |
6.デビットカードを作るには自身の口座がある銀行で発行が一番簡単
ご自身が口座をお持ちの銀行がデビットカードを発行している場合、そこで申込みをするのが一番スムーズです。メガバンクやネットバンクはインターネットからすぐに申し込みができるとはいえ、キャッシュカードの切り替え手続きには時間がかかりますので申込みは早めに行いましょう。
メガバンク3行のデビットカードの申込みをした場合:
(2020年4月7日現在の各行ホームページ掲載の情報より)
地方銀行やネット銀行などの選択肢がありますが、いずれも手元にカードが届くのは早くても1週間程度はかかってしまいます。海外旅行や海外留学時の使用を検討している場合、日本出発ギリギリでなく十分な余裕をもって申込みをしましょう。
7.デビットカードを新たに作るときのおすすめ
自身の銀行口座がデビットカードに対応していない場合や新たにデビットカードを作ろうと思う方には以下の口座をおすすめします。
7.1おすすめカード会社の比較一覧表
ここでは、おすすめのカード会社を紹介していきます。
カード名 | 為替レート | 海外ATM手数料 | 年会費 | おすすめ |
三菱UFJ銀行 | VISA;3.05%
JCB;1.6%+事務手数料3.05% |
110円 | 1,100円
(2019年7月1日~2020年6月30日までの新規入会者は年会費無料(カード有効期間5年)) |
△ |
みずほ銀行 | JCB;3.4% | 記載なし | 初年度無料
2年目以降1,100円(条件により無料) |
△ |
三井住友銀行 | VISA;3.05% | 110円 | 無料 | ○ |
イオン銀行 | VISA;1.60%
JCB;1.60% |
220円 | 無料 | ◎ |
セブン銀行 | JCB;3% | 110円 | 無料 | △ |
楽天銀行 | VISA;3.08%
JCB;3.08% |
無料 | 無料 | ○ |
ソニー銀行 | VISA;1.79% | 220円 | 無料 | ◎ |
ジャパンネット銀行 | VISA;3.08% | 無料 | 無料 | ○ |
住信SBIネット銀行 | VISA;2.5%
Master;2.5% |
無料 | 無料 | ○ |
(2020年4月7日現在の各行ホームページ掲載の情報より)
※全てのフィリピンのATMでは使用料が一回あたり250ペソ(550円くらい)かかります。
※ほとんどのフィリピンのATMでは一回あたりの引き出しが1万ペソに制限されています。(香港HSBCバンクのみ3万ペソ〜3万5千ペソ程度引出し可能。香港HSBCはマニラ、セブにしかありません)
7.2 フィリピンで使用するのにおすすめの口座3選を1万ペソ引き出す場合の手数料で比較
実際にフィリピン留学をして海外ATMから1万ペソを引き出すことになったときに、どれくらい手数料がかかり入手できる金額が異なるかを比較します。フィリピンはほとんどのATMで使用量が一回あたり250ペソかかるので日本のATMに比べると割高に感じてしまいます
※円換算レートは、実際は各社異なるのですが一律1円=2.15として計算します。
※1万ペソを引き出すときは、日本円2万1,500円(1万ペソ×2.15)を現地で引き出すことになります。
7.2.1 手数料をとにかく抑えたいならイオン銀行
1万ペソをイオン銀行のデビットカードで引き出す際の手数料は、円換算したときの為替レート+1.60%+ATM手数料220円+フィリピンでのATM手数料(250ペソ)がかかります。
1万ペソ×2.15×1.60%+220円+537円=1,101円
7.2.2 どうしても窓口のある実店舗を利用したい場合は三井住友銀行
どうしても窓口のある実店舗を利用したい場合のおすすめは三井住友銀行です。年会費がかからないので余計な出費が抑えられます。
1万ペソを三井住友銀行のデビットカードで引き出す際の手数料は、円換算為替レート+3.08%+ATM手数料110円+フィリピンでのATM手数料がかかります。
1万ペソ×2.15×3.08%+110円+537円=1,309円
7.2.3 フィリピン以外の国で使用する可能性が高いならソニー銀行
1万ペソをソニー銀行のデビットカードで引き出す際の手数料は、円換算為替レート+1.79%+ATM手数料220円+フィリピンでのATM手数料がかかります。
1万ペソ×2.15×1.79%+220円+537円=1,141円
ソニー銀行はペソは対象外ですが主要10通貨を使用する際に、事前に為替レートが安いときに外貨を海外口座に購入しておき、そこから手数料なしで引き出すことが可能なので、ユーロやドルといった主要10通貨を使う予定のある方は作っておいても損はないカードです。
各社手数料などは変更されることがありますので、実際にカードを決めた際にカード会社の提示するレートや手数料で計算してみることをおすすめします。
7.3国際ブランドに迷ったら、VISAかMastercardを選ぼう
JCBかVISAかMastercardのどれにしようか迷った場合は、国際ブランドであるまずVISA、その次にMastercardを選ぶことをおすすめします。
JCBカードにも様々な特典がついていたりしますが、使える店舗やATMの多さではまだまだ国際ブランドには勝てていません。クレジットカードやデビットカードを作るのがはじめての場合は特に、国際ブランドであるVISAやMastercardを選びましょう。
8.フィリピン留学にデビットカードを持っていく前に4つのことを必ず確認しよう
留学前にはデビットカードを現地で使えるように確認することと、現地で必要になるおおよその金額を把握して口座に用意しましょう。いざ海外で活用する段階で、せっかく用意したデビットカードを使うことができないケースを見かけることがあります。留学前に確認することでしっかりと余計なトラブルを減らすことができます。
8.1 留学の現地払いの金額を確認して、レート換算する
留学先の学校または寮などで必要になる現地通貨がいくら位になるかを確認し、その金額を口座に入金しておきましょう。現地通貨で必要な場合は、為替レートを確認しておくことをおすすめします。その際に必要になりそうな日常の費用も確認しておけば、留学先で必要な金額を口座に入れていなかったといったトラブルも発生しません。
※為替レートと実際に支払う金額は異なりますので注意してください。あくまでも目安の金額になります。
8.2 海外で使うデビットカード用暗証番号を確認する
基本的なことに見えて意外と忘れがちなことが、海外のATMで引き出す用のPINコード(暗証番号)の確認です。キャッシュカードにデビットカード機能をつけた場合、日本のATMで使用している番号と異なることもあるので、必ず確認するようにしましょう。ATMの前で冷や汗をかくことになりかねません。番号の確認や変更に時間がかかる銀行もありますので、もし不安であればすぐに銀行に確認するようにしましょう。
8.3 ネットバンクのデビットカードは、海外利用できることを確認する
日本にいるときにもデビットカードを使用するのは可能ですので、海外で使用できないように制限をかけているケースもあります。注意点としては、デビットカードの裏にCirrus、Plusマークがついていることを確認してください。特に作成して時間が経っている方やネットバンクで申し込みの際の初期設定で海外利用をできないように制限している方も注意が必要です。必ず海外で利用できることを確認してから留学先へ持っていくようにしましょう。
8.4 盗難・紛失の際の連絡先を控える
万が一デビットカードが海外で盗難や紛失したときに備えて、連絡先を控えておきます。紛失・盗難の際は出来るだけ早くカードから現金を引き出すことを停止する必要があります。国内の連絡先はもちろん、海外からの連絡先は各国によって異なりますので、現地から連絡することを考え、必ず留学先からの連絡先を確認しておきましょう。
9.「(語学留学生必見!)語学留学生にとって一番の勉強法は外国人の先生とのマンツーマン授業でも無く、膨大な自習時間でも無く、少しの金を使って遊ぶことだった」参照
今回のトピックに関連する記事を書かれているブロガーのケンさんを紹介します。
ケンさんはもともと海外旅行が好きでストーリーシェアで英語を学んだ後は世界一周の旅に出て、現在はフィリピンのセブ島で働いているブロガーです。
強烈な個性を持つ彼のブログですが、彼の記事には海外でのお金の使い方次第でどのようなマインドで過ごすことができるか、どれだけ経験できることの幅が広がるか、すなわちどれだけ滞在が素晴らしいものになるかについて彼独自の視点で書かれています。
ケンさんは少し乱暴な書き方をするときもありますが、取り繕わない彼の言葉には共感できる部分も多くおすすめのブログです。
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10.まとめ
デビットカードは海外で使う現金を用意する上で大きなメリットがあるカードです。短期留学でも長期留学でも用意しておくことをおすすめしています。留学前の貴重な時間を予定外の出費の計算に当てることは無駄な出費をしていることと同じかもしれません。誰にとってもお金は大事ですから、むやみに使えば使うほどいいというものではありません。上手にお金を使って素晴らしい留学期間にしていただけたらと思っています。
もちろんまったく日本円やクレジットカードを持つ必要がないというつもりはありませんが、もし旅行や留学を検討されているようでしたらデビットカードはきっと皆さんの大きな助けになるはずです。