【 ぼったくり タクシー】実際にマニラで乗ってみた【対処法】

注意
こちらの記事は、記事内で紹介している違法営業タクシードライバーとの交渉を提唱するものではありません。
交渉を行う場合は状況を十分に判断しながら自己責任でお願いします。
動画で紹介している内容になりますが、マニラでは ぼったくり タクシーが悪い意味で名物となって久しいのです。
掻い摘んでご説明すると、フィリピンのみならず東南アジア圏では同様の犯罪が蔓延っており、恐らく一度でも東南アジア圏の国々へ渡航されたことのある方であれば、説明が不要なほど知られ渡っている事象ではないでしょうか。
この記事は、ストーリーシェア 代表のみおさんが実際に遭遇したぼったくりタクシーに乗車し、適切に対処の手順を踏む事でお金をぼられる以上のリスクを避けながら、適正価格まで交渉していく取り扱い説明書となっております。

動画の内容に移る前に、知っていると内容をより深く理解出来る予備知識を共有しておきますね。

【その1】フィリピンもタクシー料金は法律で定められている
・初乗り40ペソ(約90円)(バギオ市は35ペソ約80円)
・300mごとに3.5ペソ

法定ですので、メーターを介さない値段交渉や、言い値でふっかけるのは違法という事です。

【その2】タクシー運転手は犯罪だと分かっている
・犯罪だと分かっていながら横行している理由は訴えられないと高を括っているからです。
・ターゲットは外国人になる、と勘違いをされる外国人が多いのですが、実はフィリピン人乗客にも運転手さんたちの対応は同じです。むしろフィリピン人の方が日本人や韓国人よりもすんなり支払ったり、諦めたりと怒る人はいません。
さて、上記を踏まえて内容に移っていきましょう。
コンドミニアムにてメータータクシーを取ってもらいメーター使用すると承諾したはずが、乗車するやいなや運転手が言い値で値段交渉を始めました。
マニラには走り始めてから高額請求をしてくる運転手が大勢います。
しかし焦った勢いで「高すぎるじゃないか!!」と交渉を始めてはいけません。注意点としては以下の通りです。

【★注目ポイント】

・運転中の交渉は運転手に多く優位点が残っている(乗客・荷物を載せているので)ため、交渉が上手く運べないケースが多々ある。 ・そればかりか間違えて運転手を怒らせてしまうと、悪質な運転手の場合、拳銃を発砲されたり、人気のない所まで連れてかれてしまう事がある。 ・一目が行き届く場所に駐車してもらい、上記のリスクを最大限下げる事も重要。
いよいよ目的地に到着したみおさんですが、交渉を始める前にいつでも逃げる事が出来るよう自分の荷物を確保します。 そして積み下ろしが終わった後で、値段の確認から進めていきます・・・・。
MIO
「How much ?」
ドライバー
「150 pesos」
MIO
「I said meter」
ドライバー
「Hah ?」
MIO
「I said meter (2回目)」
ドライバー
「150 pesos」
MIO
「I said meter (3回目) cuz I need a receipt
ドライバー
「150 pesos」

【★注目ポイント】

・皆が皆、性根から腐った悪人、というわけではないのですね。もちろん犯罪行為に手を染めている時点で情状酌量の余地は無いだろうというご意見は最もですが、フィリピン社会におけるタクシー運転手の地位はとても低く、生活の為に多少の悪事も仕方なしにやっている、という背景があると言われています。 そこで、「私も困ります」とアピールする事で運転手の良心の呵責に訴えかけているわけですね。 ・交渉中は伝わりやすいようにフィリピン訛りの英語で話すとGOOD !! さらにここからみおさんは交渉を優位に進めるために追い討ちをかけます。

【★注目ポイント】

・運転手が見ているところで、ナンバープレートを撮影する ・運転手は、LTOという交通局に通報され、営業停止や運転免許証取り消しになる可能性を認識します。 ・この撮影を行う事で交渉が優位に運べる確率が高まりますが、決してその勢いで運転手を煽ったり侮辱したいはしないようにしてください。先述している通り、頭に血がのぼるとそのまま人を殺めてしまうような運転手もいるからです。
そしてみおさんがナンバープレートを撮影したのを見た後に運転手は100ペソで良いと主張してきました。 しかし、レシートに手書きで100ペソの文字。さらにその下には印字で40ペソ。 この矛盾を起点にみおさんは質問を投げかけていきます。
MIO
「Why ?」
ドライバー
「 Meter going there 100 pesos. (乗車地から到着地までメーターを使ったら100ペソかかる、と言いたい)」
MIO
「I said meter」
ドライバー
「Hah ?」
MIO
「…but, this is handwriting.」
ドライバー
「It’s OK. Handwriting is OK. No problem. Give me 80 pesos. Not 40 pesos.」
手書きでも大丈夫だよ、と嘘をつきつつ、上手くぼったくれない事に苛立ちを感じ始めたのか、最初に提示してきた150ペソのほぼ半額の80ペソまで値下げしてきました。
MIO
「Because I can get only 40 pesos from my company.」
ドライバー
「(しどろもどろになりながら)This is a receipt (いや、だからお前レシート持ってるやんけ!!と言いたいはず。)」
MIO
「Yes, but the receipt says 40 pesos, so they give me only 40.」
ドライバー
「・・・Is the first time going from that condominium here ?(あのコンドミニアムからここまで来るのは初めてなの?、と言いたい)
MIO
「No, it’s not first time.」
ドライバー
「You start 40 pesos. The meter going there 80 pesos. You talk to your company.(初乗りは40ペソ。でもあのコンドミニアムからここまでメーターで80ペソかかる。これを会社に説明してくれ、と言いたい)
MIO
「The accountant is very strict because this is about BIR.」
するとついに・・・・
ドライバー
「OK. Give me 50 pesos.(じゃあ50ペソでいいよ)」
適正価格まで交渉が出来たのでみおさんがお金を取り出そうとしていると・・・!
ドライバー
No problem. No need to pay.」
それまでから一変してお金はいらないからと言い、走り去って行きました。 この時、実は後続車がクラクションを鳴らしていた他に、交通警察が近くにいたことが理由かもしれません。 また、最終的にいくら支払うべきかについては相場観をある程度分かった上でのさじ加減になりますが、マニラですとメーター料金に50ペソ(120円程度)ほど上乗せするのが当たり前になっています。 みおさん自身も「50ペソ多めに支払うから乗せてくれ」と交渉することが多いと動画内でも仰っていますね。 くれぐれも怒らせないよう、恨みを買わないよう慎重に行動してください。 タクシー運転手の態度は治安のバロメーターであり、観光業に大きく影響します。フィリピンの繁栄と誇りのためにタクシー業界の問題をいち早く解決される事を祈ります。

バギオのタクシーはマニラと違い正直で真面目

実は同じフィリピンでもマニラ、セブとバギオは全く違います。バギオの運転手は ぼったくり をすることはまずしませんし、お釣りも1ペソ(約2、2円)でもビシッと返してきます。まるで日本人の運転手さんのようです。当然マニラ、セブより治安はバギオの方が良いです。

以下、動画内みおさんの言葉を引用し、結びとさせて頂きます!

「僕は個人的にイタリアのナポリで乗ったタクシーやバスの方が怖い目にあっています。欧米も同じように注意するべきで、フィリピンだけ怖い国だと思わないでいただければ幸いです」
こちらの記事も是非!セブのぼったくりを回避する方法大公開してます!
ぼったくり

ぼったくり 注意!セブ島で二度と騙されないたった2つの方法大公開!

09/05/2019

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ABOUTこの記事をかいた人

学生時代は音楽と文学に身を捧げる。肩書きや名刺はございません。 日々、多動的な思考に忙しく追われていますが、物憂い気分になる暇がないほど騒がしく陽気で、少しまぬけなこの国フィリピンに恋をしました。 大手多国籍系語学学校を卒業。語学学校の実態を未肌で経験。留学エージェントが言いたがらない、留学レビューサイトには乗らない生きた情報を留学相談にてお伝えしたいと思っています。