じつは副詞の置く位置はたった5つのルールだけなんです。
副詞の位置がわかると、自信を持って英文章が作れるようになります。
すっごくシンプルに説明していきますね!
目次
- 最初に覚える5つの副詞の場所ルール!
- ルール1:一般動詞を飾る副詞の位置
- ルール2:一般動詞の後ろに目的語がある場合は、目的語の後ろに置く
- ルール3:強調する時、目的語が長い時は、動詞の前に置いてもいい
- ルール4:WELL, BADLY, HARD, FAST は、強調する時も動詞の前には置かない
- ルール5:Be動詞の後に副詞を置く
- まとめ
最初に覚える5つの副詞の場所ルール!
副詞は、英語で「adverb」といい、ad(助ける)+verb(動詞)=動詞を助ける言葉、つまり動詞を詳しく説明するために使われます。「早く」起きる、「とても」きれいだ、「速く」走る…などなど。
これらの「」でくくられた部分が副詞です。
ただ「起きる」のではなく、「早く起きる」。
ただ「きれい」なのではなく、「とてもきれい」。
ただ「走る」のではなく、「速く走る」。
このように副詞をつけることで文章をより豊かに表現でき、相手も状況がより理解しやすくなります。
このように副詞はいろいろな言葉を飾る(修飾語)ことができます。
全てを説明するときりがないので、まずは副詞の細かいルールを抜きにして今回はシンプルに5つに絞って説明します。
ルール1:一般動詞を飾る副詞の位置
まずは、以下の例文を見てください。例文1:
・ He runs fast
彼は「速く」走る
例文2:
・I have to study hard.
私は「一生懸命」勉強しなければならない
例文3:
・Do you drive carefully?
あなたは「注意して」運転しますか?
全て副詞(fast, hard, carefully) は動詞のすぐ後ろにきてますね。
つまり、「走る」「勉強する」「食べる」…などなど、動く動詞(一般動詞)の場合は、副詞は動詞の後ろにきます!
つまり『一般動詞+副詞』の順番です。
ルール2:一般動詞の後ろに目的語がある場合は、目的語の後ろに置く
それでは、次の例文をみてください。・I eat breakfast quickly.
私は「素早く」朝食を食べます。
この文章では動詞「eat」の後ろに副詞の「quickly(素早く)」がきていなく、名詞の「breakfast(朝食)」がきてます。
これが2つ目のルールなんです。
動詞と目的語を分裂させて副詞を置けないので副詞(adverb)は、目的語のうしろに置く!
以下の例文を3つみてください。
例文1:
・He left my house quietly.
(彼は私の家を静かに去った)
leftという動詞の後に「my house」という目的語句がきています。
✖ ・He left quietly my house.
とはならないんです。
例文2:
・He talked to her cheerfully.
(彼は楽しそうに彼女に話した。)
Talkという動詞の後に to her という目的語句がきています。
✖・He talked cheerfully to her.
とはならないんですね。
例文3:
・She plays the piano beautifully.
(彼女はピアノを美しく弾きます)
playという動詞の後に the piano という目的語句がきています。
✖ ・She plays beautifully the piano.
とはならないんですね。
英語コーチミオの一言アドバイス
いきなりルールがごちゃついて頭が痛くなってきたかもしれませんが心配しなくても大丈夫です。何回も口にすることで自然に口が覚えます。ネイティブもたくさん耳で聞いてたくさん話してるから習慣になってるだけです。なので皆さんも何度も音読しましょう!
ルール3:強調する時、目的語が長い時は、動詞の前に置いてもいい
次の3つの例文をみてみよう例文1:
・I quickly ate breakfast this morning.
(私は今朝朝食を素早く食べた)
普段は素早く食べないけど、今朝の朝食は素早く食べたことを強調しています。
・I ate breakfast this morning quickly.
でも文法的には正しいですが、強調してない文になります。
ルール2の最初の例文
・I eat breakfast quickly.
(普段、朝食を素早く食べます。)
この文章は特に強調されてません。
・I quickly eat breakfast.
にすると「素早く」というのを強調することになりますが、
少し強調の仕方が不自然な感じがします。
「普段、朝食をとても素早く食べます」と「素早く」を「とても素早く」と強調したい場合はveryをつけて、I eat breakfast very quickly. と言うこともできます。
簡単にいうと強調する時に過去形だと副詞を動詞の前に持ってくる場合がほとんどです。
例文2:
・He greedily ate the cake. [強調してる]
(彼は貪るように食べた、そのケーキを)
・He ate the cake greedily. [強調してない]
(彼は食べた、そのケーキを、貪るように)
語順が先に来る方が強調されてるのがわかります。
「貪るように」を文の最後においても印象は薄れます。
ちなみに次の文は間違いですので注意してください。
✖︎・He ate greedily the cake.
動詞の後ろは目的語が優先されますから。
例文3:
・He generously gave us the money. [強調してる]
(彼は寛大に与えた、私たちに、お金を)
・He gave us the money generously. [強調しない]
(彼は与えた、私たちにお金を、寛大に)
ちなみに以下の文は間違いですね。
✖︎He gave us generously the money.
動詞の後ろは目的語が優先されますから。
ルール4:WELL, BADLY, HARD, FAST は、強調する時も動詞の前には置かない
次の例文をみてください。例文1:
・I slept well. 〇
・I well slept. ✖
(私はよく寝ました。)
強調するなら、
・I slept very well. 〇
ともう1つ副詞veryをつけてあげます。
もっと強調するなら
・I slept very very very well. 〇
ともっと副詞をさらにつけてあげてもオッケーです。
なんだったらveryを100回つけてもいいです。
ルール5:Be動詞の後に副詞を置く
BE動詞がある時は基本的に副詞は後ろになります。以下の3つの例文を見てください。
例文1:
・He is always early. (彼はいつも早い)
✖︎ He is early always.
例文2:
・I am always kind.(私はいつも優しい)
✖︎ I am kind always.
例文3:
・He’s nearly 80 years old.(彼は80歳近い)
✖︎ He’s 80 years old nearly.
このようにBe動詞がある場合は副詞はBe動詞の後ろに置いてね。
では、・I am watching TV.(私はいつもテレビをみている)のようにbe動詞とwatchingが1つの文章にある時にはどうだろう?
これも・I am always watching TV. が正解。
✖︎・I am watching TV always.とは言いません。
watchという動詞があってもBe動詞が優先されます。
なぜならwatchは動詞だがwatching は実は動名詞だからです。
動名詞って動詞じゃないんです。動詞っぽい名詞なんです。
(動名詞については別に説明します)
とにかくBe動詞の後ろに副詞はきます。
あと2つ例文をみてみましょう。
例文4:
・I’m always losing my things.
(私はいつも私の物を失くす)
losingという動名詞があってもBe動詞が優先されます。
例文5:
・You’re always forgetting your schedule.
(あなたはいつもあなたのスケジュールを忘れる)
forgettingという動名詞があってもBe動詞が優先されます。
まとめ
今回のポイント
- ルール1:ルール1:一般動詞を飾る副詞の位置
- ルール2:ルール2:一般動詞の後ろに目的語がある場合は、目的語の後ろに置く
- ルール3:強調する時、目的語が長い時は、動詞の前に置いてもいい
- ルール4:WELL, BADLY, HARD, FAST は、強調する時も動詞の前には置かない
- ルール5:Be動詞の後に副詞を置く
最後にもう一度例文をみて確認しよう。
動詞の後:He runs fast
I have to study hard.
I drive carefully.
動詞+目的語の後:
He left my house quietly.
He talked to her cheerfully.
She plays the piano beautifully.
Be動詞の後:
He is always early.
I am always kind.
He’s nearly 80 years old.
動名詞があっても:
He’s always watching TV.
I’m always losing my things.
You’re always forgetting your shcedule.
これだけ覚えておけば初級レベル(中1、中2の初級レベルは大丈夫!)
中級になるとさらに副詞を使って深い感情を表せるようになりますが、まずこの初級の使い方をなんども音読して無意識で感覚で言える、感じるようにしましょう。