今日はその違いを解説していこうと思います!
まず、「気持ちを伝える」を表す英語は、
convery, tell, express, communicate,
一方、「気持ちが伝わる」を表す英語は、
conveyed, get, understand, recognaize, aware,
それぞれどの単語が使われるかは、状況によりますので見ていきましょう。
目次
- 【気持ちを伝える】
- Tell(言う/伝える)
- Express(表現する)
- Communicate(コミュニケーションをとる)
- Convey(ニュース、意味などを〜に伝達する)
- 【気持ちが伝わる】
- Get=Understand(理解する、わかる)
- Recoginize(認識する)
- Be aware(気づいている状態)
- Be conveyed (伝えられた)<受動態>
- 外務省和訳英文試験過去問より
【気持ちを伝える】
Tell(言う/伝える)
“Tell”(言う)は「伝える」という意味でも使えます。以下の例文をみてみよう:
例文1:
・I want to tell you about my idea.
(私は/伝えたい/あなたに/私の考えを)
➡私はあなたに私の考えを伝えたい
例文2:
・Please tell him about me.
(どうか/伝えて/彼に/私の事)
➡私の事を彼に伝えてください
例文3:
・Tell me how you feel.
(伝えて/私に/どのように/あなたが/感じるか)
➡私にあなたの気持ちを教えて(伝えて)
Tellのポイント:
tellの後ろには「誰に」を置きます。
◆『Tell+人』で覚えましょう!
・Tell me
・Tell him
・Tell Mike
etc…
◆『Tell + to + 人』はよくある間違いなので注意※
・Tell to me ✖︎
・Tell to her ✖︎
・Tell to my mother ✖︎
ただ、相手に自分の気持ちを伝えるとき、日本語では「僕の気持ちを伝えたい」という言い方をしますが、英語は「君に僕の気持ちを分かってほしい」という言い方をよくします。
例文4:
・I want you to know how I feel.
僕の気持ちを分かってほしい
=僕の気持ちを伝えたいんだ。
何についての気持ちかを付け加えるときには、
“feel”の後に”about”をつけて”feel about ~”になります。
例文5:
・I want you to know how I feel about you.
僕のあなたについての気持ちを分かってほしい
=僕のあなたについての気持ちを伝えたいんだ。
express(表現する)
「表現する」は気持ちを伝えるときによく使います。この動詞は前置詞 toで「誰に」をさします。
以下の例文をみてみよう
例文1:
・You should express your feelings to them.
あなたは彼らにあなたの気持ちを伝えるべき。
例文2:
・You should express yourself to your partner.
相手にあなた自身のことを表現すべき。
◆expressのポイント
“express”の後に「何を」伝えるのかがきて、その後「誰に」伝えるのかをtoを使いますね。
・express + your feelings + to them
・express + yourself + to your partner
Communicate(コミュニケーションをとる)
“communicate” は「コミュニケーションをとる」という意味があります。例文1:
・I want to communicate with you.
あなたとコミュニケーションを取りたい
このように「communicate with + 人」と後ろに”with”がきます。
そしてさらに”communicate”には「伝える」という使い方があります。
ただし、この「伝える」という意味で使う場合には”with”はつけませんので注意が必要です。
「Communicate + 伝えたい事」です。
例文をみてみましょう
例文2:
・I want to communicate my sadness.
私の悲しみを伝えたい
例文3:
・I want to communicate my frustration.
私のイライラを伝えたい
例文4:
・I want to communicate my thoughts.
私の感想を伝えたい
*感想=thoughts
このように「Communicate + 伝えたい事」になります!
Convey(ニュース、意味などを〜に伝達する)
convey は中級レベルの単語です。キクタンアドバンスに入ってますので初級者の方はここはまだ勉強しなくていいです。
キクタンの例文はめっちゃ硬く表現されてTOEICや受験にしか出ないんじゃないかと思われそうですが、英語圏の日常でもめっちゃ使います!
キクタンの例文と意味はこちら
1:ニュース、意味などを〜に伝達する
2:〜を運ぶ、運搬する
3:〜を譲渡する
例文1:
・convey news to him.
彼にニュースを伝える
例文2:
・convery goods by express.
商品を速達便で送る
例文3:
・His messages were conveyed by email to all the employees.
彼のメッセージは全従業員にメールで送られた。
◆語源
conveyって実はカタカナ英語にもなっているのであなたも知っているはずです。なんと・・・
ベルトコンベアーが語源なのです!
なぜか誰もが知ってるベルトコンベアー
つまり、ベルトでコンベアーされちゃう(運ばれる)わけです。
工場や空港で物が運ばれるだけではなく、あなたの気持ちも運ばれちゃうわけです。
という事で日常ではこんな感じで使われます。
例文4:
・convey my thoughts
私の感想を伝える
例文5:
・convey my appreciation
私の感謝を伝える
例文6:
・convey my love/story/etc.
私のラブ、話、その他を伝える
例文7:
・You should convey your feelings to them.
あなたは彼らにあなたの気持ちを伝えるべき。
例文8:
・You should convey yourself to your partner.
相手にあなた自身のことを伝えるべき。
気持ちが伝わる
次は「気持ちが伝わる」を勉強しましょう。最初にも言いましたが復習です。
「気持ちが伝わる」は英語では、
conveyed, get, know, understand, recognaize, aware,
Get=Understand(理解する、わかる)
例文1:・I get your feeling.
あなたの気持ちは伝わるよ(わかるよ)
例文2:
・I know what you mean.
本当の気持ちは伝わりますよ(わかるよ)
例文3:
・I understand her pain.
彼女の苦しみが伝わるよ(わかるよ)
例文4:
・I understand how you feel.
あなたがどう感じるか伝わるよ(わかるよ)
Recoginize(認識する)
例文:・They will recognize your effort.
あなたの努力は伝わるよ(認識されるよ)
Be aware(気づいている状態)
例文:・I’m aware of your kindness.
あなたの優しさが伝わるよ(気づいているよ)
Be conveyed (伝えられた)<受動態>
例文1:・Your kindness is conveyed.
あなたの優しさは伝わるよ
外務省和訳英文試験過去問より
「どんなおもてなしも伝わらなければ意味がない」これまでの表現を使って、
この日本語の英訳にチャレンジしてみてください。
色んな英訳があります▼
◆Every hospitality which people do not recognize is meaningless.
◆All the hospitality that people are not aware of is meaningless.
◆It’s meaningless if people can’t understand “Omotenashi”.
◆Any kind of hospitality is meaningless if it is not conveyed.
直訳ではなく、色々な表現をする練習をしましょう👍