目次
- 「世界中の人達」
- 【解説】
- “world people” と “people in the world”
- もうワンポイント!
- “world culture” と “culture in the world”
「世界中の人達」
「世界中の人達」って英語でなんと言うか知っていますか?“world people” でしょうか?
それとも、
“people of the world”でしょうか?
それとも 、
“people in the world”?
この中でどの表現があっていて、どの表現が間違っているか説明できますか?
語順や前置詞が違うだけで別の意味に変わってしまうので注意が必要です。
私の受け持っている生徒さんから送られてきた自己紹介文の中に英語学習者がよく間違える重要なポイントがあったので、これを元に解説していきます。
(※名前などは変更しています)
Hi my name is Mio. I live in Tokyo, Japan.おそらく、生徒さんが自己紹介に加えたかった内容は日本語にするとこんな感じかなと思います。
I learn tea ceremony with a kimono every Saturday.
I want to get involved with world people through Japanese culture.
Additionally I want to learn world culture.
『私は日本の東京に住んでいます。私は毎週土曜日に着物を着て茶道を習っています。とっても素晴らしい内容の自己紹介ですね!
私は世界中の人たちと日本文化を通じて関わっていきたいです。
付け加えて、私は世界の文化も学びたいです。
しかし、実際に英文を和訳をしてみると、生徒さんの英語だと以下のような意味で伝わってしまいます。
✅・I learn tea ceremony with a kimono every Saturday.
私はお茶会を着物を着て毎週土曜日に習っています。
🔺・I want to get involved with world people through Japanese culture.
私は世界人と日本文化を通じて深く関わりたい。
🔺・Additionally I want to learn world culture.
さらに、私は世界文化を学びたい。
🔺の文章の中には要注意な表現がありますので、早速解説をしていきましょう!
【解説】
“world people” と “people in the world”
“world people”というと世界人というジャンルの人たちがいるように聞こえます。ですので、『世界の人達=people in the world』 とすると正確な表現になります。世界の中にいる人達、という感覚です。
“people of the world” でも世界の人達という意味になりますが、世界に属している感覚がします。
以下はどちらも世界の人達という意味ですが、若干意味と感覚が違いますので確認してみましょう。
例1:
・People in the world
世界という場所にいる人達
例2:
・People of the world
世界に属している人達
(世界というコミュニティーに住んでいる人達という仲間感が強くでますね)
この例文を「世界」を「東京」に変えるともっとわかりやすいので変えてみます。
例3:
・People in Tokyo
東京という場所にいる人達(観光客も含む)
例4:
People of Tokyo
東京に属している人達(住民票は東京)
もうワンポイント!
ちなみに”Tokyo people”は「東京人」となってしまい、これはありえますよね。一方で、関西人は “Kansai people”といいますよね。
これは関西人で生まれ育ち関西弁を使い、関西の文化を持っている人達ですね。
『people of kansai” = “Kansai people』
“people in kansai”と”Kansai people” は違います。
“world culture” と “culture in the world”
次に、“Additionally I want to learn world culture.”についてみてみましょう。world culture といってしまうとさっきのパターンと同じで「世界文化」というジャンルがあるように聞こえます。
世界の人達は”people in the world”だったので、”culture”に”in the world”をつけて”culture in the world”になります。
『世界の文化= culture in the world. 』
もう一歩踏み込んで、「文化」ってそれぞれの国や地域で違いますよね。ということはいくつも種類があって、複数形の意味があるっていうことなので、”cultures” というように “s” をつけちゃいます。
『cultures in the world = 世界の色々な文化』
はい、これで 単語と単語のくっつけ方が一つわかりましたね!この積み重ねがあなたの英語をレベルアップさせます。