実際に、フィリピンのタクシーって悪名高いことで有名です。
特に、日本人は経済的に豊かで、平和慣れしているため、格好の餌食なのです。
そんなこと聞くと、
「慣れない海外で、ちゃんと目的地に着くか不安。。」
「ぼったくられたらどうしよう。。」
と心配になる方も多いのでは、ないでしょうか?
でも、大丈夫です。「Grab(グラブ)」という配車サービスアプリを使うことで、そんなあなたの不安を解消してくれます。
そこで、今回はこの「Grab(グラブ)」というアプリについて、海外慣れしていないあなたにもわかりやすく、解説していきたいと思います!
目次
Grab(グラブ)とは?
Grab(グラブ)は、フィリピンをはじめ東南アジアで最もメジャーな配車アプリになります。フィリピンには、2018年までは「Uber」という世界トップシェアの配車アプリもありましたが、すでに撤退しているため、現在使えるのは「Grab(グラブ)」のみとなります。
「Grab(グラブ)」は当初、Grab Taxi というタクシーと乗客のマッチングを行うサービスのみだったのですが、現在は5種類ものサービスを出しています。
それぞれの違いはというと
タイプ | 特徴 |
Grab Taxi | 普通のタクシーと同じで、メーターによる料金になります。また、それにプラスしてBooking Fee(予約料金)がかかります。(30ペソ〜) |
Grab Car | 固定料金での支払いになります。(アプリに表示されたもの) 製造から3年未満の比較的新しい車がきます。その分料金は少し高いです。時間帯や日にちによっても料金が違います。 |
Grab Car (6 seats) | 6人乗り、もしくはそれ以上の大型車を予約できます。 |
Grab Car+ (Premium) | 通常のGrab Carよりも、グレードの高い車を予約することができます。その分料金は高くなります。 |
Grab Share | 1つの車に、複数の人が乗り、1人ずつ降ろしていく。(目的地が同じ方向の場合可能) |
こんな感じになります。目的地や時間帯などで、料金は変動するので、使う時に応じたものを予約するようにしましょう。
フィリピンの場合、道路はいつも渋滞している場合が多いので、Grab Taxi よりも Grab Car を使う方が良いと思います。(Grab Taxi での長距離移動はおすすめしません。)
Grab(グラブ)の良い所
ぼったくられる心配がない
Grabに登録されているタクシーは、きちんと審査に合格したものだけです。そのため、一般のタクシーと比べて安心して乗ることができます。
ドライバーの顔と名前がわかるようになっている
Grabでは、ドライバーの顔と名前がアプリに表示され、また、それが記録として残るようになっています。そのため、何かトラブルがあった場合でも、直接Grabに連絡して、対応してもらうことができます。
また、そのドライバーの評価がわかるようになっていて、ドライバーもその評価を気にしているため、マナーも良く、車内の環境が整っているように感じます。
シンプルでとても使いやすい
初めての行く所となると、どこで降りたらいいのか戸惑いますよね。でも、Grabなら目的地を地図で指定することができるので、かなり便利です。
わざわざ、コミュニケーションを取る必要がないので、安心して目的地まで行くことができます。
また、Grabのアプリに現在地と目的地までかかる時間が表示されるも、嬉しいところです。
様々な支払い方法に対応している
普通のタクシーだと現金のみが多く、お釣りをチップとして持っていかれることもしばしばあります。しかし、Grabではクレジット・Grab Payなどキャッシュレスで使用することができます。
Grab(グラブ)の基本的な使い方
まずはGrab(グラブ)をダウンロードしよう!
Grabを使用するために、まずお持ちのスマホ・iPhoneにアプリをダウンロードする必要があります。電話番号を使い認証する必要があるので、現地でSIMカードなどを買う方以外は、なるべく日本にいるうちに登録しておくようにしましょう。
- アプリを開き、上記画面の電話番号・Facebook・Googleアカウントのいずれかを選択します。
- Grabから、登録した電話番号あてにショートメッセージが届きます。
- ショートメッセージにある認証コードを入力して、完了です。
※クレジットカードを登録しようと思っている方へ
日本では、カード情報が登録できない場合があリます。現地に着いてから登録するようにしましょう。
乗車場所と目的地を選択します
まず、アプリを開いたら「Car」という所をタップしてください。設定で「Grab」の位置情報サービスをオンにしておくことで、自動的に現在の場所(ピックアップ)を入力してくれます。 次に、目的地を入力したいので、「I’m going to…」の所をタップします。
すると、この画面に移るので目的地を入力していきます。
このように、入力していくとアプリが予測して、場所を表示してくれます!
また、右上のマークをタップすると、自分でマップ上から目的地を選ぶこともできます。
「Confirm」をタップして決定してください。
予約をする
目的地を決定すると、この画面に変わります。クレジットカードを登録しておくと、左下に登録したものが表示されます。
「View All」をタップすることで、それぞれの料金と時間を確認することができます。
また、「+」のボタンをタップすることで、場所を追加することができます。
いったん、どこどこに寄りたいという時に、とても便利な機能です。
寄る順番を変えたい時は、「↑↓」のボタンをタップすることで、変えることができます。
「Book Grab~」という緑のボタンをタップし、予約するとドライバーを探している画面に移ります。
中々見つからない場合、前の画面に戻るので、また予約し直してください。
ドライバーが見つかると、このように表示されます。
名前や顔写真、車のナンバー、評価がここで確認できます。
下の電話マークからは、電話をかけることもできますし、チャットマークからメッセージも送れます!
その上の「8 min」の表示は、ドライバーが到着するまでの時間を表しているので、近くなったら、周りを見渡すようにしましょう。
ドライバーが着いたら、メッセージが届くので、ドライバーとナンバーをしっかり確認して、乗るようにしましょう。
支払い方法
支払い方法は、現金と、クレジットカードの2通りあります。現金の場合、予約時に表示された金額を、降りる時ドライバーに払えばいいです。 クレジットカードの場合は、あらかじめアプリにご自身のカードを登録しておく必要があります。
現金払いと違い、到着後にアプリに支払った情報が表示されるので、「OK」をタップして完了です。 クレジットカード払いだと、手間が省けて、とても便利です!
割引について
「Grab(グラブ)」には、プロモコードといって、料金を割引できるコードを使えることができます。使い方は、以下の通りです。
「Promo」というところをタップしてください。
『Get More Rewards』をタップしてください。
ポイントが貯まると、このように割引クーポンが手に入れることができます。
初めて使う場合には、初回割引クーポンがGetできるます!
定期的に、このPromoコードが届くことがあるので、ぜひ活用するようにしましょう!
使う上で気をつけるべきこと
「Grab(グラブ)」では、予約後にでも、キャンセルすることが可能です。しかし、何度もキャンセルをし続けると、ペナルティにより、短時間使えなくなります。
実際に、予約後だけではなく、なかなかドライバーが捕まらないからといって、予約前にキャンセルを繰り返しても、使用できなくなる場合があるので、注意するようにしましょう。
Grab(グラブ)の唯一の弱点!?
Grab(グラブ)は説明したようにぼられない、身元がわかっていて安全、というとても便利な神アプリです。しかしそんな神にも弱点が一つだけありました。それは、、
「交通渋滞」です!
まだインドネシアのジャカルタ、他国の渋滞に比べれば、ひどいところは会社に行くのに片道3時間かかってしまいます。
それに比べればフィリピンはまだ良い方なのですが、渋滞がなければ20分で着くところに、
マニラ:1時間半〜2時間
セブ:1時間〜1時間半
バギオ:1時間
そんな時に強い味方なのが、渋滞がどんなにあってもスイスイと進むことができるオートバイの乗車アプリです。
Angkas(アンカス)とは?
Angkas(アンカス)とは、Grab(グラブ)のオートバイクバージョンみたいなものです!地元セブとマニラだけのアプリで、値段はタクシーの半額程度です。
つまり、タクシーで100ペソかかるところなら50ペソでいけます!
しかも、どんどん顧客サービスが進化していて、今や排気ガスを防ぐため新品のマスクや、ヘルメットで頭が汚くならないように使い捨てのシャワーキャップまでもらえます!
こちら品切れの時もありますが、普通にあるので自分から
Can I get a mask, please?
Can I get a hair cap, please?
と聞いて見ましょう。こういう「自分から聞く」というのが英語力、コミュニケーション能力を高めるためにも役立ちます。
Angkas(アンカス)の弱点
タクシーよりも安くて早い渋滞知らずのアンカスにも弱点があります。それは、、
『交通事故の確率』です!
車よりもオートバイの事故が特にセブは多いです。
中にはアンカスを始めオートバイのサービスを禁止している語学学校もあります。
確かにオートバイは転倒、衝突の危険性があるのでおすすめできません。
あくまで自己判断です。
できるだけGrab(グラブ)を使うようにしましょう。たとえ、渋滞で長引いても車の中で単語を覚えたり、スマホにテッドトークをダウンロードしてシャドーイングをすることができます。オートバイに乗っている間はできません。
Angkas(アンカス)の情報も載せておきますが、こちら十分に注意をして決してスピードを40キロ以上出さず、ヘルメットをきちんとしめて、スリッパではなく靴を履くなど最大限注意しましょう。
まとめ
以上が、Grab(グラブ)の基本的な使い方になります。特に、フィリピンで普通のタクシーを乗ることは、怖いかしれませんが、
Grab(グラブ)を使うことで、安心して乗ることができます。
ぜひ、Grab(グラブ)をダウンロードして、フィリピンで安全で快適な生活を送りましょう!