Storyshareに語学留学中の薬師寺です。
3月中旬から6月中旬まで、ルソン島北部にあるStoryshare Baguio EOP校舎に滞在していましたが、6月中旬にCebu EOP校舎に移動してきました。
移動の目的は2つあります。
1つ目は、新しい環境に身を置き、改めて気を引き締めること。
そして2つ目は、セブで何らかの形でボランティア活動に参加すること。
私は今大学を休学しているのですが、日本ではNPO法人World Theater Project(以下WTP)のメンバーとして活動していました。
World Theater Project
私たちは「生まれ育った環境に関係なく、子どもたちが夢を持ち人生を切り拓ける世界をつくる」
をビジョンに、
子どもたち、特に途上国で暮らす子どもたちへ、移動映画館で映画を届けています。
映画を通して、子どもたちに新しい世界を知ってほしい。
そのような想いから活動しています。
私がフィリピンに留学している理由はもちろん英語の勉強なのですが、
「せっかくフィリピンに滞在しているのに、勉強だけで終わらせたくない。自分に何かできることはないか。」
そう考えていました。
最初はフィリピンでの生活に慣れることでいっぱいいっぱいだったのですが、
時が経つにつれ余裕が生まれ、Baguioを発つ前に上映会を実施することができました。
(上映会の様子はこちらから。)
そしてセブに移動した今回、Storyshare CEOミオさんのご紹介のおかげで、セブで活動している日本のNGO DAREDEMO HEROさんの活動に参加することができました。
DAREDEMO HERO
DAREDEMO HEROさまは、「EVERYBODY CAN BE A HERO!」
をモットーに、子どもたちの学習支援や、大規模火災が発生したイナワヤン地区の被災者支援など、多岐に渡る活動を展開しています。
さて今回、6/30(日)DAREDEMO HEROさまのご協力のもと午前と午後の2回、上映会を実施することができました。
午前の部
午前に上映会を実施したのは、先ほども軽く触れましたが、2月に大規模火災が発生し甚大な被害を被ったイナワヤン地区。(火災の詳細についてはこちらをご覧ください。)
ちなみにこのゴミ山の写真は、映画を上映した場所から歩いて5分足らず。
さて、実際上映した場所はというと…
家の周りにはゴミがたくさん。もちろん人々が普段生活している場所です。
所狭しと家が建ち並ぶ空間にぽっかりと広がる広場。そこにスクリーンを立て、プロジェクターとスピーカーを繋げると、移動映画館は完成です。
上映前は騒がしかった子どもたちも、上映が始めると静かに。
私が持っている作品を全て上映し終わると、
「One More!」
と笑顔で言ってくれる子もいました。
午後の部
続いて午後に映画を上映したのは、HERO’S HOUSE2。(HERO’S HOUSE2 とは?)
上映後は、作品から受け取ったメッセージをプレゼンしてもらうという豪華なラインナップとなりました。
プレゼンでは、登場キャラクターになりきって物語を再現し、メッセージを発表するグループも。
傘を貸してくれてありがとう。
どうして恥ずかしそうなの?
たとえあなたの傘が穴だらけでも、恥ずかしがる必要はないよ。
だってほら、こんなにも綺麗じゃない。
複雑な家庭環境を持ち、これまでたくさんの困難を経験してきた子どもたち。
彼らのメッセージには、私たちの心に響くものがありました。
今回このような貴重な機会を提供してくださったDAREDEMO HEROさま、
そして関わってくださった方々には感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました!
最後に
セブで華々しい留学生活を送っている皆さん。はたまたセブでの留学を考えている皆さん。
日本では経験できないことに挑戦するのも海外留学の醍醐味。
DAREDEMO HEROさまは、
1日体験ツアーや半日体験ツアー、そしてゴミ山の視察ツアーなど、様々な形式のスタディーツアーを提供していらっしゃいます。
少しでも興味を持たれた方はぜひHPを覗いてみてください。
DAREDEMO HERO スタディーツアー
そして、上映会に関して、WTPのHPにてより詳しい活動報告を掲載しております。
ご一読いただけますと嬉しいです。
フィリピン・Cebuでの上映